この週末に発売になったニコン製レンズ AF-S DX Nikkor 16-85mm F3.5-5.6G ED VR ですが、早速入手された方々の作例がネット上で出回ってますね。このレンズの特徴は、35mm換算で24mmからとワイド側が充実していること、VR II手ぶれ補正機能(約4段分の性能)が搭載されていることが挙げられると思います。特にVR IIの効果は絶大だと言われているので、よく使う焦点域のレンズに搭載されているものは一本持っておきたいです。個人的には、AFモーターが廉価版なので、AF速度がどんなものなのだろうかということ、フルタイムMFができないところが気になりますが、倍率に無理がない分描写には期待しています。
これまで挙がっている作例を総合的に判断すると、
・歪曲は18-200VRと比較すると桁違いに少ない。・解像力・各種収差は18-70Gと比較しても優秀
と言えそうです。
いろいろ挙がっている作例の中から、これ→は右上に生活感が感じられて笑わせてもらいました。
同じく、新登場のAF-S DX Nikkor 18-55mm F3.5-5.6G VRは、「VRなしの18-55と比較して、若干解像力が落ちるものの値段を考えれば許容範囲で、手軽にVRが利用できる点は良し」という評価に落ち着きそうなのに対し、16-85VRは低価格帯レンズとしては高評価となりそうです。
自分は少し前まで、「漢ならだまって単焦点」「50mm一本槍」「28mmを足で使え」派だったのですが、AF-S Zoom Nikkor 24-85mm F3.5-4.5Gをつかってみてすっかり考えが変わりました。このレンズ、既に生産が終了しているのが残念ですが、値段が安い(22,000円で買いました)のに写りもいいし、AFも爆速で気に入っています。今はF5にほとんど付けっぱなしです。16-85VRも、DXフォーマット機にとってそんな存在になり得るのか楽しみです。
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