ZiPhone 3.0に付属している「PLUGIN_HOWTO.txt」をみると、プラグイン機能を使ってアプリの自動インストールを行う場合は、ZiPhone 3.0のバイナリと同じディレクトリにZip圧縮したファイルをおいておくように書いてあります。Mac OS Xの場合、ZiPhone 3.0のアプリケーションをcontrol+クリック(または、2nd ボタンクリック)するとコンテクストメニューが現れるので、「パッケージの内容を表示」という項目を選択します。新しいウインドーが開いたら「Contents/Resources」を見ると、ZiPhone 3.0のバイナリやzibri.datがありますので、ここに置く事になります。
実際に自動インストールに設定するには、まずiPod touchからインストールしたいアプリをMacにダウンロードします。これにはCyberDuckなど、SSHで接続できるFTPクライアントを使うのが便利です。
1. iPod touchをWi-Fiネットワークに接続して、IPアドレスを確認しておきます。
2. CyberDuckで新規接続を選択して、下記の設定で接続します。
プロトコル: SFTP
サーバ : iPod touchのIPアドレス
ユーザ名 : root
パスワード: alpine
3. ルートディレクトリのApplicationsに移動します。(/Applications)
4. Mac側で、一時的に保管するフォルダを作ります。(例: /Desktop/tmp/Applications)
4. インストールしたいアプリケーション(***.app)を、Macの「/Desktop/tmp/Apprications」にコピーします。
5. ターミナル.appを開いて、以下のコマンドを実行します。
cd /Desktop/tmp
zip -yr9 Blucher.zip ./Applications
6. できたBlucher.zipを、ZiPhone 3.0の「Contents/Resources」に置きます。
7. ZiPhone 3.0でJailbreakします。
これでJailbreakする際に、自動でアプリがインストールされるようになります。
Erica's Utilitiesの様に、iPod touchの/Applications以外の場所にインストールされるものも一緒に自動インストールに設定したい場合は、上記の「tmp」の中に、「Applications」の他に「var/root/bin」も作って、バイナリをコピーしておいて、5.のコマンドを「zip -yr9 Blucher.zip ./*」に変更します。アプリの追加のみをZiPhone 3.0で行いたい場合は、Blucher.zipを用意してコマンドラインから「ziphone -P」を実行します。
自分にとっての基本的な環境が出来上がった時点で、Blucher.zipを作成しておけば、何かトラブルなどで復元が必要になったときに、環境の再構築がらくちんになります。
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