引っ越しました


このブログは開設からちょうど3ヶ月が経ちましたが、思うところあって引っ越しました。
新しいアドレスは下記になります。

新サイトURL: http://iphone-lab.net/

お手数をおかけして申し訳ないのですが、ブックマーク・RSS登録の変更をお願いいたします。

新サイトでもよろしくお願いします。

2008年4月18日金曜日

Pwnage Tool 1.1 でカスタムインストールするアプリを設定する方法いろいろ

せっかく Pwnage Tool があるんだから、iPhone / iPod touch を復元するときに、自動インストールするアプリを設定してみましょう。方法はいろいろあります。

1. bundleを用意して、直接インストール
2. Installerが自動インストールするように設定する
3. Sourceのレポジトリの入力だけ自動化する


まずは、bundleを用意する方法。AFPdをインストールする場合を例にします。

1. Pwnage Tool 1.1 のアイコンを「control + クリック」または「2nd ボタンクリック」して、コンテクストメニューを表示する。
2. 「パッケージの内容を表示」を選択する。
3. 新しいウインドーが開くので、「Contents/Resources/InternalPackages」を開く。
4. 新しいフォルダを作って、「AFPd」という名前にしておく。
5. 「AFPd」フォルダの中に、「files」というフォルダを作って、さらにその中に「Applications」(実際にインストールされるディレクトリの名前)というフォルダを作る。
6. AFPdのバイナリをApplicationsフォルダに入れる。(ネットからダウンロードするか、iPod touchからコピーする)
7. AFPdバイナリのパッケージの内容を表示する。
8. その中のinfo.plistを開いて、「CFBundleIdentifier」の値を確認しておく。(この場合は「edu.berkeley.job.AFPd」)
9. OpenSSH.bundleのパッケージの内容を開いて、info.plistをAFPdフォルダにコピーする。
10. AFPdに合わせた設定に変更する。下の図は Property List Editor を使用。テキストエディタで編集しても可。

  

11. AFPdフォルダの名前を、「AFPd.bundle」に変更する。
12. Pwnage Tool 1.1 を起動して「Custom Packeges」を開くと、AFPdが選択できるようになっている。



13. カスタム・ファームウエアを作成して、iTunes で復元する。

上記手順5番の「Applications」フォルダを作成するところは、Erica's Utilities の様にApplications以外の場所にインストールされるアプリは、実際にインストールされるディレクトリ構造にします。例えば、「/var/root/bin」にインストールされる場合は、「files」の中に「var」フォルダを作って、その中に「root」フォルダを作って、さらにその中に「bin」フォルダを作ります。


上記の方法は iPhone DevTeam が公開しているオフィシャルな方法ですが、非公式なカスタマイズ方法として、Installer.app がインストールされたときに、自動でインストール作業が行われるようにも設定できます。これは僕が見つけた方法ですので、試してみる方は自己責任でお願いします。追記: この方法はVer. 1.0 で、バイナリも用意できている場合のみうまくいくみたいです。1.1 ではだめでした。ごめんなさい。

1. Pwnage Tool 1.0 のアイコンを「control + クリック」または「2nd ボタンクリック」して、コンテクストメニューを表示する。
2. 「パッケージの内容を表示」を選択する。
3. 新しいウインドーが開くので、「Contents/Resources/InternalPackages」を開く。
4. Installer.bundleのパッケージの内容を開く。
5. 「files/var/mobile/Library/Installer」の中にある、「LocalPackages.plist」を開く。
6. インストールに必要な情報を追加する。

  

7. カスタム・ファームウエアを作成して、iTunes で復元する。


これで Installer が自動でインストールしてくれるはずですが、きっちりと検証している訳ではないので、何か不具合が出ても保証の限りではありませんのであしからず。
追記: 1.1でも、上記の作業で Installer の Uninstall には全部の情報が表示されるので、Reinstall でインストールできるので何もしないよりは楽ですが・・・


自動インストールまでやるのは怖いけど、リポジットリの手入力は面倒だ、という場合は、リポジットリだけを Installer に設定しておく事もできます。

1. Pwnage Tool 1.1 のアイコンを「control + クリック」または「2nd ボタンクリック」して、コンテクストメニューを表示する。
2. 「パッケージの内容を表示」を選択する。
3. 新しいウインドーが開くので、「Contents/Resources/InternalPackages」を開く。
4. Installer.bundleのパッケージの内容を開く。
5. 「files/var/mobile/Library/Installer」の中にある、「TrustedSources.plist」を開く。
6. リポジットリを追加します。

  

7. カスタム・ファームウエアを作成して、iTunes で復元した後、Installer を起動したら「Sources」タブを開いて左上の「Refresh」をタップする。

これで、サードパーティのリポジットリが追加されます。


カスタマイズ方法がわかってしまえば、後はやりたい放題です。設定がもうちょっと楽になったらいいんですけどね。

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2008年4月17日木曜日

IPSWTool = Pwnage Tool + iLiberty でカスタム・ファームウエアを超簡単作成

昨日紹介した iLiberty+ は、いくつかの重要なアプリを自動インストールしてくれる、「復元」作業の強い見方であると同時に、初めて挑戦する場合の敷居をぐ〜んと下げる強力なツールです。Helpファイルをみると、ZiPhone は後で変更ができないやり方でブートローダを強制的にダウングレードするというちょっと強引で危険な方法で脱獄しているのに対し、iLiberty+ は後でブートローダを変更可能な安全性の高い方法を用いているという事が書いてあります。

ただ、これからは Pwnage Tool が主流になるのは間違いありません。Pwnage Tool でファームウエアをカスタマイズして、必要なアプリを自動インストールことも可能ですが、そのための「カスタムアプリ.bundle」を作成するのはちょっと面倒 & それなりに知識が必要になるので、若干敷居が高いです。

そこで、iLiberty+ を開発している The iPhone Project は、iLiberty+ の様に GUI 操作で簡単に Pwnage Tool のカスタム・ファームウエアを作成できるツール、IPSWToolを開発中です。本記事左上の IPSWTool の画像を見ると、アプリケーションのインストールのための空き容量が不足する場合に備えて、iPhone / iPod touch のパーティションを変更する機能まで搭載されていることがわかります。チェックボックスを選択するだけの簡単操作で、カスタム・ファームウエアを作成している様子を動画で見れますが、公開されるのがとても楽しみになります。Pwnage Tool & IPSWTool で、iPhone / iPod touch のカスタマイズ第一期は一応の完成と言えるレベルに到達すると思われます。

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2008年4月16日水曜日

現時点で最強のJailbreakツール: iLiberty+

知っている人にとっては何を今更な話題ですが、現時点で最も便利な脱獄 (Jailbreak) 方法は、iLiberty+ を使う方法でしょう。クリック一発で完了ならZiPhoneでもできますが、なんといっても iLiberty ならGUIの簡単操作で同時にインストールするアプリのカスタマイズもできてしまうんです。インストールするアプリも、PC上でダウンロードしておけるので、短時間で準備を完了できます。あらかじめ用意されているチェックボッスクには、Cydia、BigBossのお薦め、Crashxのお薦め、OpenSSHと申し分ない上、PCにコピーしておいたアプリを指定する事も可能です。これなら、初期状態に復元する必要ができたときも、簡単に元のカスタマイズ状態に戻せますね。

使い方は、

1. iTunes に自分の iPhone / iPod touch を認識させた状態で iLiberty を起動する。
2. 追加したいアプリをダウンロードして、チェックボックスにチェックを入れる。
3. 「Free my *GB iPod touc!」をクリックする。

これだけです。何かのCMみたいにたった3つのステップで完了です。作者さんは、直前に工場出荷状態に復元しておく事を推奨しています。ちなみに、liberty という単語の意味は、「自身の努力で勝ち取った自由」というニュアンスです。

ZiPhone 3.0 や Pwnage Tool でも同様の事はできますが、若干の手間と知識が必要です。iLiberty なら、コンピュータに全然詳しくない人でも気軽に Jailbreak を試せると、おばあちゃんが言っていた。

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2008年4月15日火曜日

Pwnage Tool 1.1 登場: iPhone/iPod touchを完全支配するツール最初のバージョンアップ

iPhone / iPod touch を完全に支配する事ができる究極のツール、Pwnage Tool がバージョンアップしました。新バージョン 1.1では、カスタム・ファームウエアを作成するときに自動インストールするアプリケーションを設定する機能(図1)、ブート時やリカバリー時のアイコンをカスタマイズする機能(図2)が追加されました。

自動インストールするアプリの追加方法は、PwnageTool 1.1 の「Help/technical」の中に詳しく書いてありますが、Pwnage Tool アプリケーション内に Mac OS X のバンドルという形式で用意する事で、アプリケーションからチェックボックスを使ってインストールの選択が可能になります。これには、単にバイナリをコビーしておくだけでなく、.plist ファイルを作成する必要がありますが、元々用意されている Installer.app のファイルを流用して作成すれば簡単です。



図1 自動インストールするアプリケーションの選択が可能
初期設定では、Installer の他に、BSD subsystem と OpenSSH がインストールされるようになっている。任意のアプリケーションをここに追加するには、PwnageTool アプリケーション内にバンドル形式で用意する。


図2 アイコンのカスタマイズが可能になった。
オリジナルのアイコンを使うには、PNG形式で 320 x 480 ピクセルのRGBカラーまたはグレイスケールの画像を用意する。


ここからは、たぶん今回も最速の人柱レポートです。
自分の iPod touch に任意のアプリケーションを追加するには、カスタム・ファームウエアを作成した後、iTunes に接続してからオプションキーを押しながら「アップデート」をクリックして、用意したカスタム・ファームウエアを選択すると、元の環境を維持したまま追加だけが行われるようです。この方法は、iPhone DevTeamが正式に推奨している方法ではないので、自己の責任で行っていただく必要がありますが、iTunes を使ってアプリケーションをインストールできるのは手軽でいいです。
反対に、チェックボックスを外したカスタム・ファームウエアを作成して、アップデートをするとアプリケーションの削除(アンインストール)も可能なようですが、単に削除したいだけなら Installer から行う方が良いと思います。

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iPhone 2.0ではスクリーンキャプチャ機能が標準搭載

engadget の記事によると、iPhone 2.0 では、画面全体を画像として保存するスクリーンキャプチャ機能が標準で搭載されるようです。方法はとても簡単で、スリープボタンをホールドしたままホームボタンをタップするんだそうです。両方をホールドしてしまうと、リカバリーモードになってしまいますね。ZiPhone 2.6 以前に Jailbreak しまくっていた人は癖になっている操作かもしれないのでお気をつけあれ。

それから、GIZMODOの記事によると、iPhone 2.0 の Safari では、表示している画像を保存する機能が搭載されているそうです。方法は、保存したい画像を表示多状態で、その画像を指でホールドするだけだそうです。

現行のファームウエア 1.1.4 でスクリーンキャプチャをするには、iPhone・iPod touch Labさんが紹介している、「Capture」というアプリが便利です。

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2008年4月14日月曜日

Mac互換機の再来

かつてAppleが正式にMac OSをライセンスして、Mac互換機が各社から販売された事がありましたが、AppleからのライセンスなしにMac OS X Leopardをインストール可能な互換PCが登場したようです。

MacRumores.comの記事によると、phystarという会社が発表したOpenMac(突然の改名により)Open Computer という製品は、標準的なPCパーツを使って組み立てられているが、独自のEFIを使う事で無修正のMac OS X Leopardをインストールし、起動する事ができるそうです。価格は、下記の標準構成で$399、日本円で約4万円です(BTOによるカスタマイズも可能)。

・2.2GHz Intel Core 2 Duo
・2GB of DDR2 667 memory
・Integrated Intel GMA 950 Graphics
・20x DVD+/-R Drive
・4 USB Ports
・250GB 7200RPM Drive

Apple製 Mac Miniよりちょっと上の性能が安く手に入るのですから、なかなか魅力的ではあります。しかし、Mac OS Xのライセンスは、Apple社製コンピュータ上で利用する事になっていたはずなので、インストールや起動が可能であっても、ライセンス違反になると思います。技術的には面白いと思うんですけどねぇ。

もしAppleが再び正式にMac OS Xのライセンスを始めたら、こんな感じの互換機がどんどん販売されるんだろうなという目安にはなります。以前の互換機は、アップルの売り上げを食っただけで大失敗でしたが、スイッチャーが増えているという現在だったらMacのシェアを拡大するのに役立つんではないかという気がします。

追記 08.04.17
CNET Japanにレボートが載りました。

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AFPファイル共有機能でiPhone/iPod touchのファイルを簡単に操作

Nikon F5, AF-S 24-85 F3.5-4.5G, DNP Centuria 200, Nikon Coolscan IV ED, VueScan
Pwnage ToolやZiPhoneでカスタマイズすると、iPod touchのファイルにアクセスしたくなる場面がちょくちょくあります。Terminal.appでSSHログインしたり、SCPコマンドを使ったり、FTPクライアントを使うことでもファイルやディレクトリの操作は可能ですが、Mac OS Xなら簡単にアクセスできます。

Jailbreak済みで基本的な設定が完了していたら、Installerを立ち上げて、「Install/Network」から「AFPd」をインストールします。スプリングボードに現れた「AFPd」アイコンをタップして、自分のiPod touchの名前を入力します。「Server Active」がONになっているのを確認したら、準備は完了です。

「AFP」というのは、Apple File共有プロトコールのことで、ネットワークでつながったMacのファイルを、ローカルのファイルと同様に扱えるようになる、地味だけと猛烈に便利な機能です。Mac OS XのFinderの「ネットワーク」を開くと、AFPd.appで設定しておいたiPod touchの名前が現れるので、ユーザ名root、パスワードはalpineで接続すると、あとは通常のFinder操作でiPod touch内にアクセスして、ファイルをコピーしたりディレクトリ(フォルダ)を作成することができるようになります。

これなら、iPod touch内のファイルの管理や、カスタム・ファームウエアの作成も簡単です。また、Wi-Fi接続の環境さえ整っていれば、iPod touchを外部ストレージのように使う事も可能です。

INFOBAR2とiPod touchのコンフリクトな日々
 (AFPdについて、画像付き補足説明があるので、大変わかりやすいです。)

関連情報
PwnageToolの使い方
PwnageToolで任意のアプリを自動インストール
ZiPhone 2.6/3.0によるJailbreak手順解説
ZiPhone 3.0で任意のアプリを自動インストール
iPod touch 1.1.4-Jailbreakで動作するアプリ

(いうまでもなく、写真は記事と無関係です)

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2008年4月13日日曜日

NIKE+ がiPhone / iPod touchに対応か?

MacRumores.comをはじめ、いくつかの情報系サイトで、NIKE+がiPhone / iPod touchに対応するというStuff.tvの記事を紹介しています(現在はiPod nanoのみ対応)。NIKE+というのは、思いっきり大雑把に説明すると、ジョギングをする人のモチベーションを高めるためのサービスです。NIKE製の対応シューズに専用のセンサーを装着して、走った距離やペースや消費カロリーなどを管理したり、その情報をメンバーと共有することで、競争意識を刺激するというものです。ジョギングの情報は、iPod nanoに装着したワイヤレスレシーバに送られて、音声でリアルタイムにお知らせする機能や、あらかじめ設定しておいたここぞというときに気合いを入れるための「パワーソング」を再生する機能もあります。ジョギングの情報は、iTunesを通じてnikeplus.comに同期したり管理したりできます。何にしても、スポーツを楽しくするサービスが、対応機種を拡大するは嬉しいことです。

現在、このサービする利用には、Nike + iPod Sport Kit(3,400円)、iPod nano使い勝手のいいアームバンドNIKE+ 対応シューズが必要です。

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