引っ越しました


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2008年4月18日金曜日

Pwnage Tool 1.1 でカスタムインストールするアプリを設定する方法いろいろ

せっかく Pwnage Tool があるんだから、iPhone / iPod touch を復元するときに、自動インストールするアプリを設定してみましょう。方法はいろいろあります。

1. bundleを用意して、直接インストール
2. Installerが自動インストールするように設定する
3. Sourceのレポジトリの入力だけ自動化する


まずは、bundleを用意する方法。AFPdをインストールする場合を例にします。

1. Pwnage Tool 1.1 のアイコンを「control + クリック」または「2nd ボタンクリック」して、コンテクストメニューを表示する。
2. 「パッケージの内容を表示」を選択する。
3. 新しいウインドーが開くので、「Contents/Resources/InternalPackages」を開く。
4. 新しいフォルダを作って、「AFPd」という名前にしておく。
5. 「AFPd」フォルダの中に、「files」というフォルダを作って、さらにその中に「Applications」(実際にインストールされるディレクトリの名前)というフォルダを作る。
6. AFPdのバイナリをApplicationsフォルダに入れる。(ネットからダウンロードするか、iPod touchからコピーする)
7. AFPdバイナリのパッケージの内容を表示する。
8. その中のinfo.plistを開いて、「CFBundleIdentifier」の値を確認しておく。(この場合は「edu.berkeley.job.AFPd」)
9. OpenSSH.bundleのパッケージの内容を開いて、info.plistをAFPdフォルダにコピーする。
10. AFPdに合わせた設定に変更する。下の図は Property List Editor を使用。テキストエディタで編集しても可。

  

11. AFPdフォルダの名前を、「AFPd.bundle」に変更する。
12. Pwnage Tool 1.1 を起動して「Custom Packeges」を開くと、AFPdが選択できるようになっている。



13. カスタム・ファームウエアを作成して、iTunes で復元する。

上記手順5番の「Applications」フォルダを作成するところは、Erica's Utilities の様にApplications以外の場所にインストールされるアプリは、実際にインストールされるディレクトリ構造にします。例えば、「/var/root/bin」にインストールされる場合は、「files」の中に「var」フォルダを作って、その中に「root」フォルダを作って、さらにその中に「bin」フォルダを作ります。


上記の方法は iPhone DevTeam が公開しているオフィシャルな方法ですが、非公式なカスタマイズ方法として、Installer.app がインストールされたときに、自動でインストール作業が行われるようにも設定できます。これは僕が見つけた方法ですので、試してみる方は自己責任でお願いします。追記: この方法はVer. 1.0 で、バイナリも用意できている場合のみうまくいくみたいです。1.1 ではだめでした。ごめんなさい。

1. Pwnage Tool 1.0 のアイコンを「control + クリック」または「2nd ボタンクリック」して、コンテクストメニューを表示する。
2. 「パッケージの内容を表示」を選択する。
3. 新しいウインドーが開くので、「Contents/Resources/InternalPackages」を開く。
4. Installer.bundleのパッケージの内容を開く。
5. 「files/var/mobile/Library/Installer」の中にある、「LocalPackages.plist」を開く。
6. インストールに必要な情報を追加する。

  

7. カスタム・ファームウエアを作成して、iTunes で復元する。


これで Installer が自動でインストールしてくれるはずですが、きっちりと検証している訳ではないので、何か不具合が出ても保証の限りではありませんのであしからず。
追記: 1.1でも、上記の作業で Installer の Uninstall には全部の情報が表示されるので、Reinstall でインストールできるので何もしないよりは楽ですが・・・


自動インストールまでやるのは怖いけど、リポジットリの手入力は面倒だ、という場合は、リポジットリだけを Installer に設定しておく事もできます。

1. Pwnage Tool 1.1 のアイコンを「control + クリック」または「2nd ボタンクリック」して、コンテクストメニューを表示する。
2. 「パッケージの内容を表示」を選択する。
3. 新しいウインドーが開くので、「Contents/Resources/InternalPackages」を開く。
4. Installer.bundleのパッケージの内容を開く。
5. 「files/var/mobile/Library/Installer」の中にある、「TrustedSources.plist」を開く。
6. リポジットリを追加します。

  

7. カスタム・ファームウエアを作成して、iTunes で復元した後、Installer を起動したら「Sources」タブを開いて左上の「Refresh」をタップする。

これで、サードパーティのリポジットリが追加されます。


カスタマイズ方法がわかってしまえば、後はやりたい放題です。設定がもうちょっと楽になったらいいんですけどね。

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