自動インストールするアプリの追加方法は、PwnageTool 1.1 の「Help/technical」の中に詳しく書いてありますが、Pwnage Tool アプリケーション内に Mac OS X のバンドルという形式で用意する事で、アプリケーションからチェックボックスを使ってインストールの選択が可能になります。これには、単にバイナリをコビーしておくだけでなく、.plist ファイルを作成する必要がありますが、元々用意されている Installer.app のファイルを流用して作成すれば簡単です。
図1 自動インストールするアプリケーションの選択が可能
初期設定では、Installer の他に、BSD subsystem と OpenSSH がインストールされるようになっている。任意のアプリケーションをここに追加するには、PwnageTool アプリケーション内にバンドル形式で用意する。
図2 アイコンのカスタマイズが可能になった。
オリジナルのアイコンを使うには、PNG形式で 320 x 480 ピクセルのRGBカラーまたはグレイスケールの画像を用意する。
ここからは、たぶん今回も最速の人柱レポートです。
自分の iPod touch に任意のアプリケーションを追加するには、カスタム・ファームウエアを作成した後、iTunes に接続してからオプションキーを押しながら「アップデート」をクリックして、用意したカスタム・ファームウエアを選択すると、元の環境を維持したまま追加だけが行われるようです。この方法は、iPhone DevTeamが正式に推奨している方法ではないので、自己の責任で行っていただく必要がありますが、iTunes を使ってアプリケーションをインストールできるのは手軽でいいです。
反対に、チェックボックスを外したカスタム・ファームウエアを作成して、アップデートをするとアプリケーションの削除(アンインストール)も可能なようですが、単に削除したいだけなら Installer から行う方が良いと思います。
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