MacRumores.comの'08.03.12の記事によると、iPhone Dev Teamによって、先日発表されたばかりのiPhone OS 2.0で既にJailbreakが可能になっているみたいです。スクリーンショットも公開されているので、Appleが脱獄のための「穴」を塞がない限り6月以降もJailbreakは利用可能になりそうです。(スクリーンショットは上記記事で使われているものへのリンクです)
AppleからSDKが正式に公開されたら、Jailbreakを使った「脱獄」は必要なくなるのかと思われましたが、共存する可能性が高まっています。Appleは純正SDKを使って作成されるアプリケーションについて、App Storeを通じて配布する形をとることで、不正なソフトやポルノ系のアプリなどが流通しないように監督することが可能ですが、無料ソフトを配布するにも年間99$がコストとして必要になります。また、現時点での情報では、純正SDKを使って開発したソフトは、マルチタスクやバックグラウンドでの動作がサポートされないなど、いくつか残念な制限がある様です。既に開発経験を積んでいるハッカーもたくさんいることもあり、フリーウエア・ドネーションウエアの配布システムとしてJailbreakが存在する価値は高いので、6月の正式版SDKやiPhone OS 2.0の配布後も共存することを望む利用者も多いのではないでしょうか。
iPhone Dev Teamは、iTunesを使ってとても簡単に「脱獄」できる方法も開発しているとの情報もありますので、今後の展開もますます楽しみです。
個人的な希望的観測ですが、Appleは今後もJailbreakを黙認するのでないかと期待しています。
|