すでにいろんな情報が出回っていますが、SDKが正式に発表になりましたね。SDK正式版と、アプリケーションのインストールに対応したiPhone OS 2.0の配布は6月、SDKのβ版は既に配布が始まっています。
開発環境はMac OS X上のXcodeがベースになっていて、iPhone API、ドキュメンテーション、リモートデバッガ、パフォーマンスモニタなどツール一式が含まれているとのこと。ネイティブアプリのGUI開発用には、これまでのXcodeと同様のインターフェースビルダーが利用可能のようです。
その他、Mac OS X上で動作するiPhoneシミュレータも付属するので、いきなり実機で実行してみる必要はないようです。
サードパーティ製アプリの配布は、iPhone/iPod touch 2.0で提供されるApp Storeアプリケーションを使って、携帯ネットワークもしくはWifiで直接ダウンロードとインストールを行えるようになるそうです。また、iTunes経由でもインストールが可能のようです。
iPhone/iPod touch 2.0へのアップグレードは、iPhoneは無料、iPod touchは会計上の都合で名目だけ有料ということですが、それで儲けるつもりは無く、あくまでも名目上と強調していることから、1月のソフトウエアアップデートと同程度の値段で、アプリ購入時に使えるクーポンか「おまけ」として付属する有料アプリがあるのではないかと予想されます。
App Storeでアプリケーションを販売する場合は、収益の70%が開発者へ支払われ、30%はApp Storeの維持費としてアップルが徴収するという形式だそうです。アプリケーションを無料で配布する場合は、手数料は発生しないものの、App Storeでアプリケーションを配布するための審査と、署名・認証を得るためデベロッパープログラムへの登録が必要で、登録費用は$99とのことです。
噂にあった通り、ネイティブアプリの配布はAppleが監督することで、ポルノとか違法性があるものとか、「よろしくない」アプリを制限することで品位を保つように配慮するみたいですが、期待以上に自由度は高そうです。
Jailbreakの動向がどうなるかはまだ不明ですが、もうしばらくは1.1.4-Jailbreakを楽しめそうです。
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