OpenOffice.orgから、Mac OS X 対応版の最新ビルドとなるOpenOffice.org 2.4.0 RC2が公開されました。RCというのは、relrase candidateの略で、正式版の候補という意味です。RCで特別な不具合が見つからなければ、そのまま正式版として名前だけ変えて公開されます。
Aquaネイティブ版は特に、SRC680マイルストーンのころと比べて、起動・動作ともにさらに高速化されています。起動してみて最初に感じる一番大きな変化は、アプリケーションのウインドー内の表示にシステムのフォントが使われるようになったので、手動で日本語のTrueTypeフォントを追加しなくても表示が美しくなったことです。以前はパッケージを開いて、アプリケーション内にゴシック系の日本語TTFを追加しないと文字が読みづらく、「環境設定」に相当する「ツール/オブション」ウインドーの表示も醜いという状態になっていましたが、RCでこの問題が解決されました。
X11版も同様に、高速化や文字表示の改善が行われていますが、Mac OS X LeopardのX11側の問題による日本語入力の問題は解決のしようがないため、使用するためには一手間かかります。
前回のリリース時も、その前の版と比べて3倍高速になったとされていましたが、体感的にはその更に3倍高速になったのではないかと感じます。しばらく使ってみた限りでは、これと言った不具合も見つかりませんので、個人的にはAquaネイティブ版がすっかり実用的な段階に入ったと感じています。
Mac OS X版 OpenOffice.orgの詳しい情報は、こちらのサイトをご覧ください。
|