大方の予想どおり、昨日のiPhone DevTeam解散のニュースリリースは、エイプリル・フールのネタでした。昨夜の時点で左にある画像がアップされて、元のコンテンツにアクセスできるようになっています。このために話題のPwnage Toolのリリースを延期したんですから、気合いの入ったヤツらです。
Pwnage Toolというのは、iPhone / iPod touchのシステムが起動するまでの処理を行うソフトウエアであるブートローダを独自のものに置き換える事で、手を加えたファームウエアなどを使ってブートできるようにするというものです。これによって、理論上できない事は何もない状態になり、Jailbreakなどの修正を加えたiPhone OSでブートする事はもちろん、実用性は置いといてLinuxなど別のOSで起動する事さえ可能になる、完全な乗っ取りができるという究極のツールです。pwn(ぽーん、ぽうん)という単語は、インターネットゲームのコミュニティで生まれた俗語だそうで、相手を支配するとか屈服させるという意味らしいです。iPhone DevTeamによると、この穴を塞ぐのはAppleでさえ容易ではなく、支配は長期的に続くだろうとの事です。手順はGUIで操作が可能で、とても手軽にブートローダの変更やファームウエアの修正をできる様子が動画で見れます。
現行ファームウエア向けのPwnage Toolはもうすぐリリースされそうなので、公開が楽しみです。
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